「花魁」登場! 憎めない悪党たち
藤沢作品としては珍しく“花魁”が登場する。
私の記憶が正しければ、では多分初めてではないか?
それも単に素通りするのではなく、ちゃんと物語の中心にいる。
その“花魁”のこの世のものとは思えぬ言葉が、ものすごく新鮮である。
また、
出てくる人物皆が「悪党」ではあるが、
単なる「悪党」ではなく
これがまた人間味のある「悪党」達で憎めない。
且つ、身分の違う悪党たちが皆一人の“花魁”と繋がっている。
藤沢作品の中でも、なかなか異色の小説で面白い。
私は、こういう侍ものの、剣裁きが出てくるものが大好きである。
自分が「侍」になったようで、読んでいて実に気持ちがいい。
「何者だ?!」
この一言で、「ゾクッ」とくる!
やり切れん思いだけが
うーん、ひとつ前に「壬生義士伝」読んでしまったせいか、悪いヤツだらけのこの本にイマイチ入っていけなかったぁ。。。
うーん、たしかに藤沢周平お得意の下町ものであり、人情もんでもあるんだけど、ちょっとタイミング悪かったかなぁ。
何となく、やり切れん思いで終わってしまった。
びみょうやったなぁ。
残念
題材の目の付け所は良い。 しかしぜんぜんワルっぽさが伝わってこない! 悪党物ならなんかこう、それなりの修羅場とか、 もしくはもっと痛快な話にしてほしかった。 足りないのはこの4要素。 愉快・痛快・豪快・爽快 てゆうかコレがない悪党物ってどうなの? まぁ元ネタがあるので話に制限がかかってしまうのは否めませんが、 自分はそんなの無視して「新しい彼等」の話をあくまで藤周版として 勝手に話を作り変えてしまえばもっと面白いものになったのに、と思いました。 ピカレスクロマンにしたってこれじゃあ物足りない。
花魁が印象深い。
いくつかの短編に分かれていますが、登場人物は通して同じです。 主人公が変わっていきます。 主人公になっていると、とてもいとおしく感じるのに、 他の主人公の目線になると、ただの情けない男になってしまう。 その反対も然り。それがものすごくおもしろい。 まんまと感情移入していく自分が楽しかったです。 個人的には花魁の様子が興味深いものでした。 話し言葉も独特で、おもわず木久蔵師匠を 思い出してしまったのでした。
新潮社
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