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バブルの肖像
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 83078 位
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なぜか、バブル期に惹かれてしまう自分がいます。
個人的に好きな時代は?と聞かれれば、迷わず「幕末」と「バブル期」
と答えると思います。90年代の終わりに就職のタイミングだったため、
「景気がいい」というのがどういう状態なのか分からないからかも知れません。
当時の広告や製品は勢いがあったと思います。電化製品や車、建物など
今見てもデザイン的に魅力を感じるものがあります。こちらの本も当時の
雰囲気を伝える写真がたくさんあります。もし、「バブル博物館」なるも
のができたら、きっと観に行くと思います。
ちょうど、ホイチョイがバブル期をテーマにした映画「バブルへGO!
タイムマシンはドラム式」の上映がまもなく開始します。ホイチョイもバ
ブル期の申し子のようなので、非常に楽しみです。
p.s. 高校生当時がちょうどバブル期だったと思います。そのとき、校舎か
ら見えた担任の先生の車がシーマだったことを覚えています。その時はシー
マ現象という言葉すら知りませんでした。学校の先生がシーマに乗るくらい
ですから、景気が本当に良かったのだと思います。
ピンドンコンとは何?
バブル全盛時と、その残骸の写真が集められ
時を経た冷静な解説がついた本である。
いざなぎ景気を超えたとも云われる
今日の好景気には見ることも出来ない
醜悪な熱狂と、猥雑な滑稽さと、
そしてそこはかとない郷愁とが感じられる。
バブルの時代、学生だった私でも
ピンク・ドンペリニョンと最高級コニャックのカクテル
「ピンドンコン」なんて初めて聞いた。
批評性のある懐旧……
ことさらにふりかぶって断罪するでもなく、かといってバカにするのでもなければ美化するでもなく、非常にバランスの取れたスタンスでバブル時代のあれやこれや(ジュリアナやら一億の金塊[140%に増やしたというエピソード面白かった!]やらザウスやらハウステンボスやら高級ホテルやら夜遊びやら……)を回想しつつめでていくといった本。扱っている対象が、批判することが簡単なものばかりなので、うっかり紋切り型で批判してしまいそうなものですが、そういうのをうまく避けて、きっちり自分のことばで書いているのが好感が持てる。あえて大上段で批判しなくても醜悪なものの醜悪さは自然に滲み出ているし。「ピンドンコン」とか(この写真の醜悪さはすごい)。写真もナイスなもの多し。
「夢よもう一度」なのか「おんなじこと繰り返すかよ、おい」なのか
「うれし恥ずかしバブルの日々」って表紙カバー折り返しにある通り、この本のスタンスは基本的にバブルに対して肯定的、好意的である。そこが同じ週刊誌連載でも矢作俊彦の「新ニッポン百景」とは違う。あれは非常に醒めた視線でオーソドックスなジャーナリズムだけど、こっちは主体的で、ある種、懺悔録の趣だ(しかもノリとしては「ひょーきん懺悔室」!)。ほら都築響一もかなりバブルのお先棒担いでいた訳だし(あぁこういう言い方は違うな、ある意味、あの時代に生きていた日本人のすべてが多かれ少なかれバブルに関わっていた訳だ)。もとい、このスタンスは潔いと思う。
「カネは最強の麻薬なのだ。そして麻薬は最後にかならず負けるゲームだ」。そう、わかっちゃいるけど「カネをスるのは快楽である」。そう、人間の根源的なところを著者はわかってるよね。同様に、多くの人々も確信犯的にバブルに踊ってた訳で。だから問題は、バブルは人間の業(ごう)だとして、「夢よもう一度」なのか「おんなじこと繰り返すかよ、おい」なのかってことだよな。そこで、きっと見解が分かれる。この「バブルの肖像」を通読したあとに「うれし」に比重が来るのか「恥ずかし」に来るのか、って言う。いずれにしても、あの時代に生きた人は、この本、主体的に読みましょうね。若人は、きっと僕らが全共闘本読むような、憧憬と反感が入り混じった気持ちで読むんだろうなぁコレ。
アスペクト
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