三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)



三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

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王覇論議は無用

13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。

これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。

いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。

しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。

吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。
劉備、腹黒…!

 
 北方三国志の劉備は決して善玉ではありません。演義ベースである吉川三国志の劉備は、上に「超」がつくお人好しを地でいっておりましたが、この劉備は狡いのです。逆に、張飛もただの乱暴ものではありません。

 孫策は、天下を見つめながらも雌伏のときを耐えて過ごします。

 そして曹操は、飛躍するための戦へ。曹操は魅力的な人物ですね。「私は闘って負けた。私は闘わずして負けた諸君に、訣別を告げる」。第一巻では敗れて大きな財産を手にいれた曹操。彼は夏侯惇や荀イクを従えて、百万の敵と対峙する。「私も兵と同じように闘い、同じように眠る。全力を尽くす戦とはそういうものだ」。曹操の大きな賭けが始まります。


やっぱり面白い!

北方 謙三さんの三国志、何度読んでも面白いです。
人物の捕らえ方が独特で小説として感心してしまいます。
どんなキャラも魅力的に書くことの凄さを感じます。
緊張

三国志は1巻から読んでいます。内容がとても充実していて、とても読み応えがあり、いつもどきどきしながら読んでいます。
三国志

第1巻から読んでいるのですが、戦いが多くその時代の中国がどれだけ荒れていたのかということを見せつけられました。戦いと駆け引きにスリルがあり手に汗握ります。



角川春樹事務所
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