気になる嫁さん DVD-BOX1



気になる嫁さん DVD-BOX1
気になる嫁さん DVD-BOX1

ジャンル:DVD
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参考価格:¥ 89,900 (税込)

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昭和を代表する不滅の名作

「気になる嫁さん」は意図したのかそうでないのかわからないが、昭和の大家族時代から核家族時代へと移行する課程を見事に描き切ったコメディーの傑作だ。ぎすぎすした家族の中に他人である「嫁さん」が飛び込むことによって、家族それぞれの優しさが引き出されていくというモチーフは小津安二郎の映画に通じるものがあり、心温まるホームドラマになっている。秀逸なのは松木ひろし氏や山本邦彦氏その他の軽妙な脚本であり、早いテンポで立て続けに吐き出されるセリフはさながらハリウッド映画を彷彿とさせ、時代の古さを全く感じさせない。

そして特筆すべきはもちろん、俳優陣である。石立鉄男という天才的な俳優はもちろんのこと、主演の榊原るみを囲む俳優の山田吾一、富士真奈美、水野久美、山本紀彦、浦辺粂子、佐野周二のいずれもが芸達者であり、劇団で鍛えられた俳優は今のアイドルやモデルからポッと出た俳優とは違い、さすがと唸るばかりである。この脚本と、この俳優で、時には荒唐無稽に思われるストーリーも無理なくコメディとして受け入れることができる。佐野周二氏、浦辺粂子氏、そして石立鉄男氏は既に故人となってしまったが、大した財産を残してくれたものだと感謝の念に堪えない。このシリーズはなかなか手に入らないものが多いが、「気になる嫁さん」は是非購入し、手元に置いておきたい昭和の名作である。
涙なくして。

家族全員で思い出しては上映会してます。昭和最高。特にこの時期のドラマは傑作ぞろい。特に気になる嫁さんの鉄男さんかわいらしすぎです。今の時代でこの味が出せそうな俳優さんは大泉洋くらいでしょうか。
家屋という名の玉手箱から

このドラマで舞台になった家屋が忘れられない。オンエア当時、私は小田急線で通学していた学生だった。成城学園前駅手前、仙川に架かる短い橋脚で朝の通学時間帯に電車が駅の信号待ちしていた時、私は必ず眼下を見下ろしていた。その視線の先には、あのロケで使われた家屋があった(現存せず)。その間、僅か数分だったが、幾たびも眺めていると、不思議と知人の家のように思えていた。70年代の東京で、公団住宅と二分するくらいこの家屋は代表的な木造住宅だった。東京で生まれ育った私の周りでもよく見かけられた。まだ、2×4住宅は余り見かけなかった頃のこと。今思えば、地味だが見えない豊かさが感じられる家屋。その「玉手箱」の中からプライスレスな温もりが、今でも「おとぎ話」を通して伝わってくる。ご飯の湯気のように。
ある意味、ボクらの時代の“ヒーロー”だった。

 生まれて初めて好きになった俳優は石立鉄男だった。70年代、ユニオン映画社が製作し、東宝クレージー・キャッツシリーズ等の才気あるコメディを手掛けていた松木ひろしを中心とした脚本家たちが構築した、作品は異なれど“口は悪いが思いやりが深い、陽気な二枚目半”的なキャラクターをコミカルに演じたNTV系の「水曜8時石立劇場」での人情悲喜劇は、10代の前半だった私にとって、本当に思い入れが多いプログラムだった。中でも、今作と「雑居時代」は、再放送も含め、何度も何度も繰り返し見ていた生涯忘れえぬ傑作だ。このドラマ、ホーム・コメディのカテゴリーに入るが、ただのコメディでは断じてない。70年代初頭、高度経済成長期を通過したある家族の物語。てんでばらばらで個性的な一家が、榊原るみ扮する末っ子の嫁が家庭に入ることで次第に優しさや絆を取り戻していく話を、独特のペーソスと笑いを散りばめながら、切なさと暖かさをもって描く一方、石立がTVの視聴者に突如話しかけたり、ドラマの脚本が出来てない設定で、“ドラマの中で実際の出演者が”物語を推測したりと、斬新で型破りなタッチで、日本のドラマ史に残る作品だった。とにかく、コメディでありながら、結局は一家離散と言うどうにもぺシミスチックなラストが凄すぎる(笑)。日本のバート・バカラック大野雄二の軽やかで美しい音楽も素敵な今作、石立は弱小サラ金業を営むどケチな次男役を演じていたが、金に人一倍執着しながらも実は情が深い役柄が子供心にカッコ良さを感じたものだ。マスコミ嫌いで知られ、実際はドラマのキャラクターとはかなり違ったようだが、ブラウン管でのその姿は、ファンにとっては、いつまでも残り続けるだろう。合掌!
石立シリーズの最高傑作

小中学生の頃、再放送で石立鉄男のシリーズはいろいろ見たが、子供心に「気になる嫁さん」が一番面白いと思った。大人になってDVDで見直したが、今もその思いは変わらない。榊原るみはかわいいし、関口宏の父、浦辺粂子、富士真奈美等の配役もまた良い。

一般的には「パパと呼ばないで」や「水もれ甲介」の方が評価が高いが、私は「気になる嫁さん」が石立シリーズの最高傑作だと思う。

清水家の家族はそれぞれが自分勝手に生きているようで、皆心は優しくて愛がある。全体的にはコメディだが泣かせるシーンも何箇所もあるし、子供から老人まで年齢に関係なく楽しめる最高のホームドラマだ。



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