バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)



バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)
バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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第三帝国最後の冒険

上巻に続き独ソ戦の前半1941年から43年の動向を描いています。モスクワ侵攻の挫折後、総統はコーカサスの資源を求めてソヴィエト領南部へと軍を向け「ブラウ作戦」を発動します。まず、第11軍によるクリミア掃討から始まり、スタリングラードの降伏で終わる本巻では前年と違いソ連軍の強い抵抗に遭います。いまだその威力を失っていないドイツ軍ですが、戦線の拡大とともにその弱点が次第に現れてくる時期ともなります。もはや作戦そのものが健全な動機からおこされる時代は終わった事がはっきりとするでしょう。
コーカサス油田を目指すA軍集団は激しい抵抗にもかかわらず山脈の最高峰に登頂、峠を超えてアジアへと道を開こうとします。その一方B軍集団はスタリングラード方面へ戦力の乏しいイタリアやルーマニアの同盟軍とともに進みますが、最終的な破局はここで起きるのです。スタリングラードは戦略目標としてはそれ程重要ではなかったにもかかわらず最高司令官はこの都市に固執します。この強固に守られた都市で激しい市街戦を展開しながら少しづつ前進するドイツ軍ですが、ソ連は弱体な同盟軍の戦線を突破、逆にドイツ側が包囲される事態が生じてしまいます。このスタリングラードにあるドイツ第6軍の取り扱いに関して前線司令部と最高司令部との間の意見の食い違いが新たに発生し、作戦は思うように進まなくなります。包囲線突破をこころむドン軍集団に対しても激しいソ連軍の抵抗は容赦なく、やがて厳しい冬がおとずれます。この地においてついにドイツ第6軍は降伏、大打撃を受けてドイツの東部戦線は次の厳しい後退と「死守」の時代を迎える事になるのです。
買って損なし

ドイツのロシア侵攻「バルバロッサ作戦」最終章。
この正統派にして、骨太の作品をこの値段で読めるのは
幸せそのもの。
この独ソ戦はヒトラー・スターリンの頭の中の妄想がガチンコで
ぶつかり合った戦争なので、平和ボケした日本人には理解しがたい
点が多いのですが、少なくともこれを読めば輪郭がわかります。

読むのにちょっと気合いがいりますが内容はGOODです。



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