大前研一が、人生を楽しむための心構えを示した本。とはいっても内容は決して硬いものではない。本人もあとがきで書いているように、「ある意味で老人の心境に達した私が書き残したいことをまとめた」ものとなっている。時折本の主題からそれることもあるが、大前自身の豊富なエピソードを通して「後悔しない人生とは何か」を考えさせられる内容である。 本書には、経団連のミッションを優先させ、あこがれのスキー旅行を断念したソニーの盛田昭夫や、好きなものを追求して成功を収めたヤマハの川上源一、「俳優で、シンガーソングライターの草分け的存在で、スポーツマンで、よき家庭人」加山雄三など、さまざまな著名人のエピソードが登場する。成功しても必ずしも幸せになれない人や成功してなお幸せな人生を送っている人双方の例が紹介されており、人生における決断の重要性を考えさせられる。 大前自身、原子力を研究していたにもかかわらずマッキンゼーに入って日本支社長、本社ディレクターを歴任、その後都知事選で敗れたもののテレビ番組「ガラガラにっポン」を立ち上げ、複数の企業や学校を運営するなど、その時々で自分のやりたいことを実践してきている。何度か失敗しても充実した人生が送れる、といういい手本になるだろう。 本書は、大前研一が、後悔のない人生を送りたいと願うビジネスパーソンへ送るメッセージである。「リスクを恐れるな」「やりたいことは先に延ばすな」というメッセージが、この1冊を通じて貫かれている。(土井英司)
敢えてハードカバーで
「得るものはほとんどない。」とおっしゃるもありますが、私は、本文中にある「35歳から50歳までの、虚無的、虚脱的メランコリー」にありましたので、参考になる所がたくさんありました。
プロローグと第1章では「一般論」として、「先延ばしにしないで、今やりたいと思ったことをやる」ということをおっしゃっています。
そして、その後には、そうしたくなるような、大前さんの体験がエッセイ風に描かれています。
世界の有名なホテルやお気に入りの場所の話は、ネットで検索した映像と合わせて読みました。少ない情報でしたが、なるほど素晴らしい所だと納得しました。
「第6章死ぬほど遊ぶ」の中の「ノース・ストラッドブルック島の冒険」は、冒険小説としても楽しめるのではないかと思います。
「自分の信じている人生を生きている人」になりたいという方にお薦めです。
大前本の底辺
大前氏の本は堅いものと軽いものの差が激しい。本書は軽いほうの極端な場合である。手抜き本と呼べる水準のものである。一言でいうと、「僕は世襲や利権に頼らずに人生をこんなにも謳歌していますよー」という話。こんな本を書くのはきっと楽しいのだろう。僕個人としては著者のキャラクターが伝わってきて楽しかったのだが、その楽しさ以外に得るものは無かった。
題目の通り、やりたいことをやってきた大前さんの考え方やこれまでの活動がつづられています
「やりたいことは全部やれ!」題目の通り、やりたいことをやってきた大前さんの考え方やこれまでの活動がつづられています。
訪れた様々な国の観光スポットや料理屋、老後のための考え方など色々と参考になりました。
うーん。いまいち。
大前研一氏はわたしが社会人になってはじめて読んだ本の著者です。 文庫本にもなっている「サラリーマンサバイバル」という本でした。 これを読んで「何かやらなくては!」と訳もなくあせった事を覚えています。 色々な本を読んでみて分かったことですが世の中には色々な考えを持つ人がいて本を読むのは本当に面白いですね。 大前氏の書いている本は大体どの本も読んでいますが大体書いてあることは大筋で同じです。 よほど自分に自身があるかたなのだなぁと思います。 今回は「やりたいことは全部やる!」 うらやましい限りである。 サラリーマンをやっているとなかなかそうは行かない。 情けない話だがそれは誰もが思っていることだと思う。 しかしそれも「もしかしたら出来るんじゃないか?」 と錯覚させてくれるのが大前氏の本だと思う。 この本も大前氏がやってきたこと(特に遊び)についてこれもあれもと書かれています。 正直言ってこの方の本から何かを得るものはほとんどない。 だって自分話ばかりなのだから・・・。 しかしモチベーションを与えてくれるので毎回ついつい読んでしまう。 嫌いではありません。わたしは。
元気が出る「大前流人生論」です
マッキンゼーのコンサルタント、近年では東京都知事選への出馬等でも有名な著者による「大前流人生論」とでもいうような本です。その考えを要約すると「人生は一回きり。後悔のないように楽しく生きよう」というもの。 著者自身のそのような人生観に基づき、これまでに出あった素晴らしい経営者や国会議員、旅行先のこと等が綴られています。著者の他の著作にあるような論理性はなく、アトランダムにそれらのことが綴られていますので、著者本のファンの方は面食らわれるかもしれませんが、著者自身の生き方に共鳴されれば、面白く読める本です。手軽に読める分量・内容ですので、仕事に疲れた時などに、通勤電車の中などに読むのにお奨めの本です。
講談社
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