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ポール・グリモー短編傑作集 [DVD]
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| ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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| 人気ランキング: | 74470 位
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『王と鳥』(『やぶにらみの暴君』改作)で有名な、フランスの伝説的アニメ作家、ポール・グリモーの短編を集めた1988年作品。ポール・グリモー自身が、フィルムを投影する「ターニングテーブル」の上で、自らが生み出したアニメキャラクターたちとともに過去の作品を楽しむ…という趣向。実写部分の監督を『シェルブールの雨傘』などのジャック・ドゥミが担当し、『やぶにらみ?』で羊飼いの娘の声を演じていた女優アヌーク・エーメも特別出演するなど、フランスが誇る当時の映画人たちとのコラボレーションも見られる。 1931年のCMフィルムから、戦時中の作品、終戦直後の1947年に製作され多くの人の心をとらえた「小さな兵士」、さらにこの作品のために撮りおろされた「王様の道化」まで、紹介される短編の製作時期は実に50年以上に渡る。中でも、クリエイターとして脂がのっていた時期である1940年代の作品では、シンプルな動きの面白さと、荒削りながら鮮烈な叙情性を堪能できる。(安川正吾)
グリモーの遺言状?ドキュメンタリー映画としても十分に傑作
唯一の長編「やぶにらみの暴君」(改作「王と鳥」)で世界アニメ史に残るポール・グリモーの短編集というのがメイン・タイトルになっていますが、むしろ彼の全キャリアを総括した一本の映画と言えます。実写による処女作から、代表作「避雷針泥棒」や前述の長編への布石となる「小さな兵士」、さらに本作品のための新作まで、彼のフィルモグラフィーを俯瞰することができます。
しかし、短編をただ並べたというのでなく、実在の製作スタジオを舞台として、本人が実写で出演し(実写部分はジャック・ドゥミ監督)、短編に登場するキャラクターたち(実写にアニメが合成される)と共に自身の作品を振り返る構成となっています。原題の「ターニング・テーブル」とは、それらの短編を次々に映し出す映画の編集装置のことなのです。
グリモーはジャック・タチ監督に乞われて「ぼくの叔父さん」に俳優として出演した経験もありますが、本作の中では、コマ撮りを応用してアニメーションの原理を易しく解説したり、未完成作品について戦争で製作が途切れてしまったという裏話を寂しげに語ったりしています。偉大なアニメの先駆者というより、子供を慈しむ優しい人柄が覗えます。
羊飼い娘の声を担当した女優アヌーク・エーメの出演というサービスも忘れていません。その背景の壁には「やぶにらみの暴君」の日本版ポスターが貼られていて、その精神を受け継ぐ日本アニメとの関連も示唆されます。
「王と鳥」に相通じる、静かながら確固たる雰囲気が全編に流れていますが、単なるアニメ作家として片付けることの出来ない、芸術家としての豊かさ、達観した境地を感じます。
映画の初め、グリモーはフィルム缶を抱えた熊、スタジオの外は雪でしたが、映画の最後では彼はスケッチブックを携えて、陽気の中を歩いていきます。果たしてこれは何を意味するのでしょう?そんな寓意に込められた思いを、あれこれ考えさせてもくれるのです。
巨匠の肩書に惑わされずに肩の力を抜いて楽しもう!
恥ずかしながら、筆者はポール・グリモーの存在も知らずに本DVDのジャケットで判断して購入しました。普段見慣れている往年の西洋アニメ(特に米国産)のつもりで見ていると間違いなく肩透かしを食らうのではないのでしょうか? 全体的に物悲しく、思い通りに行かないストーリー展開。衝撃的でした! 改めて各短編集の製作年を確認してさらにびっくり! 「こっくりさんの会」の1931年から「王様の道化」1988年までなんと50年以上にわたって同じ雰囲気を感じさせてくれるのはまさに神業! この作品を直感的に選んだあなた!その直感だけを信じてまず御覧あれ! 期待を裏切ることはあってもそれを超える衝撃があるはずです!
アイ・ヴィ・シー
王と鳥 エディシオン・コレクトール [DVD] Canon インクタンク BCI-7eY イエロー
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