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土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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真面目に読めばトンデモ本に近いかと
大笑いしながら読みました。
赤穂浪士の話ですが、麹町周辺は武家地ではなく、町人地です。近くの平河天神は男娼が客引きをする場所でした。江戸城周辺ではめずらしく「あやしげ」な場所だったわけで、幕府の目を逃れて吉良の動向をさぐるアジトとしては最適の場所でしょう。
専門書じゃなくても、江戸の古地図を紹介した本は今は小さな書店でも買えます。それを一回でもみればすぐわかることで、著者だけでなく、編集や校閲の人でも簡単にチェックできます。ですから、シリアスに書かれたものではないのではないでしょうか。
他の方が真面目な本として評価されているので、その基準で☆1つにしておきましたが、ユーモア歴史ミステリとして楽しむ分には悪くないです。
吉良上野介は悪くないっ!
いい人です。 似た評論に清水馨八郎がいます。赤穂の件は塩を巡るトラブル・揉め事から始まるんですね。 歴史の因果というものは、常に自然災害やら地理がつき纏うもんです。 それを克服してきたのが人類です。 しかし言い方悪いけれど、歴史学者でもない「よそ者」にこうした歴史的な検証を先んじられて、恥ずかしくないのですかね?
雄弁な地形
ただ地図を眺めているだけでは気づかない、その地形ゆえの文明の謎がデータに基づいて解きほぐされていくのが快感。こんな見方ができたのか!と地図や地形、そしてデータのおもしろさに触れることができ、これから地図を眺めるのが楽しくなりそう。古地図などにも新たな興味を喚起します。
刺激的な内容。真偽よりは発想の「へー」を楽しむべし
本書の主題「インフラ」はヒトの生み出した、特別な「仕掛け」なんだなって思いました。シロアリの蟻塚や蜂の巣も「インフラ」と言えるかも知れませんが、「機能」を身体の外に共有することによって「利便性」を追求するおおがかりな「道具」なわけでしょう。ヒト、特にそのオスは「インフラおたく」になりやすいのはそのせい? まるで無制限に巨大な富を吸い込んでいく「金の生る木」に変身した点を見ても、また、その分野での成功者が、やはり「メディア」から「インフラ」になりつつあるテレビを金で買い取ろうとしていることも、著者が(妙な案配に)こきおろす『IT』が現代最大の「インフラ」であることは間違いないと思うんですが、いかがなものか。それとも「インフラ」は国家の専管事項だ、という元官僚の思いこみ??
何故だろう、が面白い
都市のインフラ、という視点で街を眺めながら突き当たる著者の「何故だろう」が次の考察を呼び、 最後に一つの歴史の謎解きになっている、という読み物として非常に面白い本です。不必要にインターネットを攻撃したり、道路建設を擁護したり、「臭み」もあるのですが、視点の新鮮さには感服で、★五つとします。 鎌倉に幕府を開いたのは、頼朝が衛生的な都市を志向したからだ、とか奈良から京都の遷都は、背後の森林が荒廃したからだ、とか、 歴史学者が真面目に検証すべき仮説がフンダンに盛り込まれていると思います。今後の議論の出発点になって欲しい本です。
PHP研究所
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