いわゆるライトノベル(ヤングアダルト系小説)として発表されつつも、その面白さから世代を超えた読者層がついた小野不由美の大河ファンタジー「十二国記」シリーズ。 平凡な女子高生・中嶋陽子。彼女の前にある日ケイキと名乗る青年が現れ、見知らぬ異世界へと連れて行かれる。そこには妖魔と呼ばれる奇怪な生物が跋扈(ばっこ)し、陽子は妖魔に襲われるハメに。なぜ自分はここへ連れてこられたのか、ここはいったいどこなのか、陽子は生き延びるために見知らぬ世界で生活することとなる。原作ファンにも絶賛を持って迎えられた傑作。(田中 元)
暴かれた主人公・中嶋陽子の正体
講談社刊・小野不由美原作/山田章博イラスト
『十二国記』TVアニメ第8?10話を収録したDVDです。
ついに謎めいていた物語の真実が解明され、
本章で一番見所のある物語に仕上がっています。
第8話「月の影 影の海」八章
自分の生き方を見出した陽子が港町から雁の国へ向かう船旅の物語です。
やりたいことを自分の意志で行動する実直さから起こる悲劇がもの悲しく、
巧国の荒んだ内部事情をも垣間見ることができます。
相手を憎みながらも一握りの優しさに翻弄される彼女も雁へ向かい、
物語の山場が見え始めてきます。
第9話「月の影 影の海」九章
なぜ主人公・中嶋陽子はこの世界へ連れて来られたのか?
ついに彼女の存在についての数々の謎が氷解し、衝撃の真実に驚かされます。
再会した彼の優しさと暖かさにも触れ、本章で最も見応えのある話といえるでしょう。
また、豊かで安定した雁の国が緻密に描写され、国内の治安と内部情勢が
王の采配いかんで全く異なる様を強調しています。こういったように
本作の世界観が非常にわかりやすく組み込まれているのにも感心しました。
第10話「月の影 影の海」十章
陽子を惑わした刀や、神と麒麟と王の意義と位置づけ、十二の国の存在など、
延王との出会いからこの世界のあらましがさらに深く語られます。
第1話から謎だらけだった部分の真相が次々と明らかになる急展開に目が離せません。
また、シリーズ屈指の感動を誇る、陽子がお互いの距離の存在を楽俊に叫ぶ場面も要注目です。
そして、彼女の覚悟が試されるその夜、戦乱の日本に生きた男の物語が語られます。
うん。傑作ですね。
やはり『十二国記』は傑作ですね。今、BS-2で放送されてるを観て僕はそう思いましたね。はい。 話の一つ一つが凄く真面目なんですよね。シリアスというか…。そんでもってギャグ漫画のような笑えるシーンは一切ありません。 ですけど、僕的に『十二国記』はおもしろいです。 BS-2で放送されているので未だ御覧になられてないという方は一度御覧になってください。 決しておだてる訳ではありませんが、『十二国記』に関する評価は文句なしの星5個以上です。 それでは、さよなら。さよなら。
成長への葛藤と
今回のこの物語には物語上、そして陽子の成長の上で最も重要な人物の一人である「楽俊」が登場を果たす。 彼は、人間でありながらその半性が人間ではないという十二国記ならではの存在である。しかし、完全ではない人間として扱われている彼は、目を離すことが出来ない人物でもある。人間が「当然」とする事を、彼は「当然」として受けとめ、そして生きている。陽子はこの頃から「人間」的な強い成長を見せ始める。そして彼と接する事で人間が誰しもぶつかる問題、自己葛藤、そして他者への懐疑など陽子はその感情の存在を認め、そうしてそれはまだ彼女自身分かってはいない成長と繋がっている。 懐疑が真の友情となる瞬間、彼女はまた大きく進歩するのだろう。変貌する彼女が今後も楽しみです。
心の狭間で
ぜひとも私はまだだという方にお勧めします。 まず見て圧倒されるのが、オープニングでしょうか。曲も良い事ながら、あの画面が良い。壁画か何かのような絵が良いというのがまず一つ目の意見です。 そして、なんと言っても陽子の成長というものです。 どこかが私といっしょだ。そんな風に思える方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。かくゆう私も、その一人だからです。 人間としてか、化け物としてか。 友として・・・・・・なのか。 悩まされる題材です。 そして、見ていて陽子はまるで私自身の代弁者なの?と思える場面もあるんですね。 そんな風に見えない自分、今まで気づかなかった自分を教えられる。そんな作品ではないでしょうか。 ぜひ、あなただけの思いを見つけてみてください。
ポニーキャニオン
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