83年に「結成」されてから初めての、「スタンダーズ」のライヴ盤。キース・ジャレット率いる実力派3人によるスーパー・トリオは、スタジオ録音にてスタンダード・ナンバーに新しい息吹を吹き込んだが、即興にも強い3人だけあってライヴでは一層テンションの高い演奏を繰り広げる。名実ともにスタンダード・ナンバーといえる<1><3><5>から、<2>やワーク・ソングを書いたナット・アダレイのペンによる<6>といった渋いナンバーも取り上げる。 長めの<1>のイントロもライヴだからこそ。しかしライヴにもかかわらず構成力に長けたキースのピアノ・イントロは充実している。<3>ではテンションの高い演奏をしておいてエンディングはさらりときめる。こうしたところでも分かる、スタンダード料理法に新しいアイデアを持ち込み実践して見せた「スタンダーズ」の存在意義は大きい。どれをとってもクオリティの高い「スタンダーズ」のライヴ・アルバムは、たくさんリリースされているが、最も人気の高い1枚となっている。(高木宏真)
ピアノと交わう男
キース特有の硬質な音がカッキリとハマった演奏により、スタンダードな選曲ながら緊張感がある。
が、しかし。
やっぱりウルサイのだ、この男(笑)。自分のピアノのフレーズに合わせて歌いながら演奏しているのだが、まあコレがかなりキテるテンションで大声で唸っている。彼のプレイ・スタイルがこうなのだからしようがないが、本盤ではまるでピアノとエッチ(=プレイ)してるような激しい喘ぎ声が、聴く者を凍らせてくれる。誰か黙らせろよ、と(笑)。
結果的に素晴らしい演奏が台無しになっており、録音エンジニアもさぞ頭を抱えたことだろう。有名なアルバムかもしれないけど、珍品に分類していい作品だと思う。本当に変なピアニストだよなあ。。
『これをやらねば』と始めた所作
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各曲が全体で構成を成すかのように次第に最高潮に盛り上がる
スタンダード曲のライブ盤。うねるように次第に盛り上がっていく。特にThe way you look tonightからThe old countryにかけて、会場のファンも一体となって盛り上がっていく様子が聴き取れる。The old countryの短調の渋い味がたまらないがナットアダレイの原曲ではどうなのだろう?きっと、キースならではのスパイスが含まれているのだろう。後に深化していく極限のメロディ美(I remember Cliford、 ブレイム・イット・オン・マイ・ユース、オーバー・ザ・レインボウ、等)の原形のようなものがToo young to go steadyで聴かれる
Universal/Polygram
My Song ザ・ケルン・コンサート Facing You バラードとブルースの夜 スタンダードVol.1
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